有名じゃない飯屋でご飯 ラーメンのデパート 宮城(八王子ラーメン)

食べログで人気の店や検索して上位に出て来るような有名店に行きたいのだが、あまり行けない。

人気でオシャレな店なんて、というひねくれ根性や混んでいるところに行きたくないというのもあるが、何よりもミーハーに見られたくないという曲がった自尊心のせいだ。話題のラーメン屋などに行くと、「あ、こいつはネットで評判を見て来たやつなんだな」と店員に見られそうで嫌なのだ。もちろん、そんな店員の方はいないだろう。全ては間違った方向に育った自意識のせいといえる。

というわけで、あまり人気のお店に行けない。そもそも少しうらぶれたお店が好きというのもある。汚くて、店員の愛想も良くなくて、味もそんなによくないのに安くもない。そんな店がなぜか好きなのだ。

そうした一見良いところが一個もなさそうなお店がなぜ生き残っているのか。店によりけりだろうが、一つは居心地の良さがあるように思う。

小汚い店で瓶ビールでも取って、定食のおかずを食べながらダラダラテレビでも見る。そんな淀んだ低血圧的な空気が好きな方も少なくないのではないのだろうか。私はそんな店が肌にわりかし合う。というか、気兼ねしないから居心地が良い。

繁盛店は食べログや個人のブログでも散々取り上げられている。上記したようなお店の中にはインターネットに情報が載っていないようなお店もある。それは大げさかもしれないが、詳細のないお店はあると思うので、そうしたお店を積極的に見つけて紹介していきたいなと思う。インターネット全盛時代、そうした店を探すのは一苦労だろうが。

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ラーメンのデパート 宮城(八王子ラーメン)

JR八王子駅南口から徒歩5分ほどの好立地にある(東京都八王子市子安町4-26-6)ラーメン屋さん。「ラーメンのデパート宮城」で画像検索すると分かるだろうが、外観は中々年季の入った佇まい。看板に「新しいかたちの専門店」の文字があるがその看板が古めかしいのにまた哀愁を感じる。

ラーメンのデパートというネーミングがどストライクであった。類語に「ラーメンショップ」、「ラーメンランド」といったものもある。どれもその昭和のかおりがするネーミングに惹かれれてしまう。

店内はL字のカウンターに数席のテーブル席というオーソドックスなタイプ。お昼時に訪ねたが、お客はガチガチの土方のおじさんと一人でテーブル席に陣取り瓶ビール片手にラーメンをすするおじさんのみ。こういう雰囲気も良かった。

店内を見渡すと音楽グループの「FUNKY MONKEY BABYS」の写真やアルバムジャケットのようなものが飾られていた。のちほど、分かったことだが、ここはFUNKY MONKEY BABYSの方々御用達のお店のようで、そのファンの方々にはいわゆる聖地のようになっているようだ。

あまり有名じゃないお店を紹介するという主旨から外れてしまうだろうが、そんなときもあるだろう。たまたま入ったお店がそこそこ人気のお店というのもままあることだ。

メニューにはFUNKY MONKEY BABYSファンの聖地だけに「 ファンモン麺」なるメニューや昔放送されていた「地元応援バラエティ このへん!!トラベラー」で宮城を訪れた際に次長課長の河本氏が考案したと書かれている「このトララーメン」というメニューもあった。

ふと厨房を見るとラーメン屋さんには珍しい料理小鉢が収納されている。なるほど、メンチカツやハムカツなどの居酒屋メニュー的なものも豊富にある。

他にも宮城ラーメン(600円)、宮城ラーメン大盛り(700円)、塩ラーメン(600円)、ワカメラーメン(800円)など、もちろんラーメンメニューもある。むしろ豊富にある。

「このトララーメンの大盛り」(850円)にしてみた。初見の店ではその店のオーソドックスなものを食べるのが常だが、それらメニューがカウンターの背後にあって、それに気づかなかった。だからカウンターの上に掲げられているこのトララーメンにしてみた。

告白してしまえば、私は味のことはさっぱりわからない味音痴だ。珍しい白い麺に味噌バターぽい味のスープ。八王子ラーメン特有のたっぷり刻みたまねぎ。それを救う穴空レンゲつき。ちなみに席についたらお水とともに小皿にはいったミニ漬物も出てくる。

店内は静かで、残暑に負けじと駆動するサーキュレーターの駆動音と上方に備え付けられたテレビから出るお昼の情報番組の音だけが響く。

まとめ

近所にあったら月に1回くらいは行ってご飯を食べたくなる居心地の良いお店だった。いわゆるラーメンファンは周辺にある人気の八王子ラーメンを食べに行くのかもしれない。が、うらぶれたお店ファンにはこちらのお店をおすすめする

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