玉姫のこんこん靴市ってどんなお祭り?日程や歴史、戦利品まとめ

今年もそろそろ「こんこん靴市」が開催される。こんこん靴市とは台東区清川にある玉姫稲荷神社で毎年、4月の最終週に催されるお祭りのことだ(2018年は4月28(土)と29日(日)の午前9時から午後5時まで)。普段は正直、寂れたというか閑散としたこの地域一帯が、このときだけは結構な賑わいを見せる。

靴市という名前の通り、靴、それと革製品が格安で手に入り、結構な掘り出し物もあるので予定がない限りはふらっと立ち寄るようにしている。ただ、なぜ神社が靴のお祭りを開くのだろうか?そんな疑問もあるだろうから、まずはその辺りを紹介していきたい。「そんなこといいから、どんなものがあるのかだけ教えてくれ!」という方は読み飛ばしオッケー。下にスクロールしちゃってください。

玉姫稲荷神社は日本で唯一の靴の神社

玉姫稲荷神社は台東区清川にある。東京都神社庁のHPによれば

「社伝に天平宝宇四庚(760年)の創建とあり、享保年間に出版された『江戸砂子』に「新田義貞朝臣、鎌倉の高時を追討のみぎり、弘法大師の筆の稲荷の像を襟掛にしたまひしを、瑠璃の宝塔にこめて当所におさめまつり給ふ。故に御玉ひめの稲荷と申のよし。」

とある。正直、なんのこっちゃよく分からないが相当古い神社であることは分かる。では、この由緒正しき神社が「靴の神社」と呼ばれるようになったのは、なぜだろうか? それは台東区という場所が関係している。

現在の台東区今戸にあたる場所には「弾の家」という名家が根城を構えていた。邸宅の広さ、なんと千坪以上というから驚き。この「弾の家」がなぜここまで栄えていたのかというと、時代時代の権力者から皮革取締りの特権を与えられていたから。徳川幕府もご多分に漏れず特権を与えていた。で、幕府が倒れてからは、軍靴の需要が高まると見込んで靴生産にも着手。それで皮革や靴を生産する業者が台東区辺りには多くなったというわけだ。

ちなみに、その名残は今でも残っている。

これらは弾の家が邸宅を構えていた今戸か隣接する東浅草に密集している。ちょっと歩けばそこここに在ることが分かるだろう。浅草やスカイツリーの近くなので、近くに行ったときには散歩がてら足を伸ばしてみてはどうだろうか。まぁ靴製造会社が点在しているだけなんだけど。

ちなみに皮革製造が盛んだったことで、ある産業も発達している。石けんやボディケア製品製造である。これは皮革製品を作るための皮なめし工程で出る油脂が石けんとして活用できたから。現在でも東墨田の辺りには、花王や松山樹脂といったボディケア用品メーカーの事業所や本社が存在している。

そろそろ閑話休題して本題に戻すと、元々、皮革や靴製造が盛んな地域だった。そして玉姫稲荷神社の氏子には皮革や靴製造に携わる業者の方々が多かった。だから、日本で唯一の「靴の神社」と呼ばれるようになったのだ。話が長くなってしまったので、さっさと戦利品の話題に入ろう

こんこん靴市の戦利品 ブランド品はあるの?

こんこん靴市では以下のようなものが手に入る。あくまでも一例だが参考にはなるのではないだろうか。

ざっとこんな感じだ。高級ブランド品の靴を買いに行くというよりは、ぶらぶら歩いて気になる靴があったら安いから買っちゃえ!みたいなノリで行ったほうがよいだろう。ちなみに男性用、女性用はもちろん、子ども靴、さらには財布やベルトハンドバッグといった皮革製品も並んでいる。また、とてつもなく巨大な靴を神輿にしたものが練り歩く珍妙な光景や靴をお焚き上げする奇妙なイベントもあるので、それを見るだけでも行く価値はあるのではないだろうか。

2018年(平成30年)の日程と場所

日程 2018年 4月28日(土) 4月29日(日) 9時から17時まで

場所 玉姫稲荷神社 〒111-0022 東京都台東区清川2-13-20

電話番号 03-3872-3411

行き方は、東京メトロ日比谷線の南千住駅か三ノ輪駅から歩いていくのが良いだろう。10分から15分ほどで着く。バスだったら都営バスの「清川2丁目」、ぐるーりめぐりんバスの「清川1丁目」、北めぐりんバスの清川1丁目が便利だ。

ちなみに、玉姫稲荷神社の周辺は山谷と呼ばれる地域だ。一昔前まではとてつもなく治安の悪い地域だったが今はその鳴りを潜めている。とはいえ、その名残はまだ残っていて、ドヤが並んでいたり、道端で酒盛りをしていたりしている。さらにちょっと観音様の方へ足を伸ばせば吉原があるし、その奥はもちろん浅草。結構、街歩きをしていて楽しい場所でもあるので、観光がてら「こんこん靴市」に足を運んでみてはいかがだろうか。

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