少々言い過ぎたかもしれない。が、このカットトマト缶は言い過ぎたくなるほどの魅力を秘めている。では、どんな魅力があるのか。簡潔に書いていくのでぜひ読んでいただきたい。業務スーパーのトマト缶は本当に生活に役立ってくれるものなのだ。
その1 激安
正式名称は「カットトマト イタリア直輸入」。固形量、つまりトマトの容量は240g。全体では400g。この大容量で65円。今の時代、水を350ml買っても100円はする。400gで65円だから、1gあたり0.1625円である。もしかしたら日本で一番安い有機体ではないだろうか。それは過言としてもとにかく安い。
その2 料理のバリエーションがドラスティックに変わる
お金がないと食事が素朴になる。素朴というか単純になる。具体的にはうどん、そば、パスタなどを茹でて麺つゆかパスタソースをかけて終わり。これでも別にまずくはないのだが、世の中には食傷という言葉があって、毎日毎日、同じものを食べていると、もう一生食べたくなくなるほど嫌気が差してくる。そうなると、「今日はちょっと奮発して……」などと高いものを買いたくなってくる。これはまずい流れだ。一度、贅沢を許してしまうと許容量が増えてしまい、あまつさえそれに慣れてしまう。
そうなっては食費が高くなってしまうので、パスタ、うどん、そうめん、袋ラーメンなどをちょっとした一工夫で味変する必要がある。そこでとてつもなく役に立ってくれるのが、このトマト缶である。その一例を紹介したい。
・パスタ
パスタの場合は、市販のミートソースパック(業務スーパーであれば285gで78円。これも激安)を買ってきて、それをフライパンにあけてトマト缶を好きなだけ投入。そうすれば、いつもとは違うミートソース、若干、アラビアータっぽい味になるのだ。いずれにせよ、いつもとは趣向が違ったミートソースが食べられる。
さらに細かいことを言えば、ミートソースの節約にもなる。ミートソースは285gで78円だから1gあたり0.273円。トマト缶の方が、1gあたり0.1円ほど安い。厳密に言えばミートソースの方が味や栄養価が高いので、1gあたりの価値はミートソースの方が高いかもしれないが、とにかく水増しができる。
・うどん・そうめん
麺つゆに入れればOK。それだけでさっぱりと食える。手元不如意かつ料理無精の方であればわかるかもしれないが、麺系は一度にがっつり茹でて、それだけで一食を済ますケースが増える。その時の問題が、途中で何を食ってるのだかわからなくなるほど、飽きてくる点だ。そんなときに、このトマト缶が冷蔵庫に入っていれば、それを麺つゆに投入するだけで、新しい世界が開ける。
まとめ
いつもの流れで「まとめ」なんて書いてしまったが、特にまとめることもない。一言で言えば、トマト缶最高ということだ。料理に造詣が深い方であれば、手羽元でも買ってきてチキンのトマト煮、カレーと合わせてトマトカレーなんて手もあるだろう。書き忘れたが、辛い系のカップラーメンの汁(担々麺など)にトマト缶を入れてひと煮立ちさせてもうまい。何にせよ、料理のバリエーションは飛躍的に上がる。ぜひ、見つけたら確保してほしい。
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