足立康史衆院議員が不適切発言で懲罰動議。その発言とは。全文紹介

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立憲民主党をはじめとする野党が2月7日、日本維新の会の足立康史衆院議員に対する懲罰動議を衆院に提出した。これは2月5日に開かれた衆院予算委員会での不適切発言を受けてのことだという。同氏が懲罰動議を提出されるのは昨年11月に続き通算6回目となる。では、その不適切発言とはどんなものだったのだろうか。足立康史衆院議員の発言を全文紹介する。

全文を読むのは少々苦労なので問題と思われる箇所を太文字にしてある。

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発言を全文紹介

団体献金について

日本維新の会の足立康史でございます。この国会ですね、まだまだ「もり、かけ、スパ」続いているようであります。本当に野党の皆さんも、あのなんて言いますかね。玉木雄一郎、希望の党代表がですね、労働生産性の議論をされていました。まずは自らの労働生産性をね、しっかり議論していただいて。この予算委員会、時間を使うのであれば。あ、今日はあれですね。玉木さんは流石に線香の問題もあって、スキャンダル追求は控えたようでありますが。しっかりね、労働生産性の高い予算委員会にしてまいりたい、こう思います。

 

これ、高いですね(マイク位置調整)。それから玉木さんが申し上げましたが、先程、江田憲司さんね。江田憲司さん偉そうですね。だいたい質問されるときは必ず、自らが官邸で総理秘書官をされていたことをおっしゃっていますが、基本的には経産省に対する怨嫉、これが背景にあると、こう思います。経産省といえば茂木大臣が、あのこれ質問、可能であればですが。私ね、これ線香の問題、問題あると思いますよ。あると思いますが、おっしゃった通り、これ政党支部です。政党支部。で、自らあるいは自らの講演会と、それから政党支部、違いますね。違います。で、茂木大臣の場合は政党支部だと。で、ただね、政党支部と講演会の問題は山尾志桜里議員のことを思い出してください。講演会でやっていたでしょう。それも線香じゃない。供花香典、ね。供花香典を持って行ってた。で、みんなに追求されて彼女なんて言っていましたか。これは講演会でやっていたと言っていましたが、政党支部の間違いでしたというわけですよ。ひどい話ですよね。そういうことを言っている立憲民主党が、政府を追求するというのはナンセンスだとは思いますが、我が党は、政党支部と講演会の線引、これはやっぱり問題あると思います。例えば、企業団体献金は我が党は禁止していますよ。なぜか。それはだってそうですよ。講演会で貰ったらいけないものを政党支部でみんな貰っているんでしょ。そういうことが、今の国会議員、国政には横行しているというか、そういう制度になっているわけですが。我々維新の会はですね、それはあかんということで、維新の会は、だから言っているでしょう、政党支部と講演会の関係ですよ。これについては、私は例えばですね。選挙区支部長を兼ねている、政党支部の代表。これについては、例えばみなし規定をいれてね、禁止をすると。こういう風にすれば茂木大臣が色々、ご苦労されることもないと思いますが。どう思いますか。ちょっとその制度改正。(質問終)

 

不動産鑑定について

(質問始)それで、「もり、かけ、スパ」ですね。若干の時間を使って片付けたいと思いますが、まずねパネル出しました。国会の野党の皆さんが追求している森友学園。これ道路一本挟んで野田中央公園があります。こっちにも疑惑があるんですよ。なんで追求しないんですか? 彼らがこちらを追求しない理由はね、二つあると思いますよ。一つは、辻元さんが関係しているからですよ。辻元が国交省の副大臣のときに補助金を配って、0円にした、もっとひどい話ですよ。で、辻元さんあれでしょ、籠池夫人の携帯メールにも名前が出てきていますけど、これマスコミに対して。何で立つんですか?(離席した議員に対して)。これを、ね、マスコミに対して報じるなと。圧力をかけた人ですよ。私はね、バランスの悪いのは本当に問題だと思います。でね、私が、続けていいですね。なぜこの野田中央公園が問題かというとですね、これ見てください、この数字。この数字の3つ枠がありますが、2009年の4月に予算要望をします。予算要望ですからなめなめの数字です。例えばこの0.95。地価がちょっとだけ落ちたということで0.95でなめています。豊中市に聞いても、ちょっと、目障りだからどいていただけます? 2010年の2月の、(野次が飛び交う)。だって私今質問しているんですよ? え、どうしたらいいんですかじゃあ。どうしたらいいんですか? あのね、その下に結論としてね、14億2386万円。こういう数字が予算要望のときになめなめで出ています。ところが辻元副大臣のときに、出てきた実際の不動産鑑定士の数字、見てくださいその結論。14億2386万円ですよ。この同じ数字が実際の予算要望で出てきています。いや、いいんですよ。そういうこともあるでしょう。でもね、その弾いた数字をみてください。上の方の予算要望のところでは、単価×0.95。この単価の数字がグンと上がっています。ところが、掛け算の0.839でしょう。要すれば違う数字、単価も変わっている。それから補正率も変わっている。でも、掛けると3000円しか違わないんですよ。おかしくないですか? これ。これやってたの辻元副大臣ですよ。で、なぜこれ野党が追求しないか。いいじゃないですか、やったらいいじゃないですか。次追求をね。それはやってほしいと思います。
それからもう一つ、きんざいが野田中央公園の土地を9億円ときんざいが弾きました。これ見積もり合わせをしていますから、きんざいはきんざいで不動産鑑定をさせています。豊中市は豊中市で不動産鑑定をさせています。ところが豊中市がさせた不動産鑑定士は地中ゴミをカウントしていません。それに対して高圧線もマイナス2%です。きんざいは地中ゴミ6%、高圧線で2割減価しているんですよ。これが、この世界、この世界ってどの世界化わかりませんが、少なくともこの二つは共通、共通というかどっちもどっちですよ。昨日かな? あ、先週の金曜日、どなたかが森友学園で起こったこと、これをカウントすると1億か1兆か忘れましたけど、すごい確率で。1兆分の1だっけ、とか言っていましたよね。これはね、もっとですよ。1000兆分の1くらいですよ。この確率は。そういうことが起こっている。それでね、私は一つ、あの国交大臣、恐縮ですが。国交大臣、通告してない? いや要はね、え、あ事務方でいいですよ。事務方で。あのー不動産鑑定ってだいたいこんなもんですか?(質問終)

 

(質問始)こういう国有地の払い下げが適切な価格で行われているか、森友学園だけじゃありません。全国的にそういうことを網羅的に調査したことはありますか。(質問終)

 

(質問始)ま、とにかくね。一回検査したほうが良いと思うね。あの全国ね、会計検査院も忙しいと思いますが、一回、こういうね。この二つだけじゃないと思います。一回検査してもらう要望というか、これ議会で議決しないといけないのかもしれませんが、ま個人的には要望しておきたいと思います。

 

スパコンの抜き打ち検査について

それからもう一つスパコンですね。スパコン、これも結局検査が不十分だったということであります。結局審査委員が名前が匿名になっているとか、そういうの全部聞いています。それなりに審査はされていると思っているんですが、検査に行くときに、これから行くよといいますよね。だから彼らは今回、準備をして、偽の名刺を作って偽のウェハーを見せてやったんだと仄聞していますが、抜き打ちをもっとやったほうがいいと思いますよ。過去、これまで、もう一言でいいです。過去、抜き打ち検査って何回やったことあります?(質問終)

(質問始)ま、要するに少ないので増やしていくという答弁ですね?確認願います。(質問終)

 

国政調査権と犯罪捜査権について

(質問始)今、申し上げた森友とスパコン。これをね、国会でやることを若干違和感をもっているんですね。今ちょっとパネルを出して頂きますが、これは古い話ではありますが、ロッキードのときですね。私は「もり、かけ、スパ」はロッキードに比べたら子どもみたいなものだと思いますが、赤ちゃんぐらいだと思いますが、当時の稲葉法務大臣が国政調査権と犯罪調査権の関係についておっしゃっています。私は今野党ですから、あまり気にしないんですが、自分が将来与党になり、政府に入る時のことを考えるとね、捜査中のことをあんまり国会でやってほしくないですね。そう、私は思います。これ、法務大臣、国政調査権と犯罪調査権のせめぎあい、どうお考えですか。(質問終)

(質問始)ま、これは当時の稲葉大臣が、あんまり国会でやられると邪魔なんだよなと。というか、捜査の障害になると。私は当然だと思いますよ。で、もり少なくとも「もり、かけ、スパ」のうち森友学園とスパコン疑惑についてはもうすでに捜査は入っているわけですよ。だから警察の手に委ねているわけだから一旦任せておいたらいいと思うんですよ。で、彼らに任せることが信頼できないという国会議員は制度を見直したらいいですよ。警察の制度を見直したらいいんじゃないですか。国会でやるべきことは制度の見直し。それを捜査をやっていることを国会で手を出すというのは不見識だと思います。

 

個別自衛権と憲法改正について

で、私が今日もう一つだけやりたいのが加計学園の問題だけが手が入っていません。入る必要がないんだと思いますが、入っていませんよ。ただ、野党がね、また何で。今日石破さんいらっしゃる? あ、いない。予算員ですよね。交代されちゃった? 残念ですね。私は加計学園の問題、これ加計学園、安倍総理、問題あるようには感じていません。例えば議長をね降りたほうが良かったんじゃないかとかっていう指摘は一定の利があると思っていますが、むしろ、加計学園の問題の本丸は石破さんですよ。石破さん。これ見てくださいよ。獣医師会で全部公開されている資料ですよ。えー日本獣医師政治連盟の北村直人委員長は6月22日、私は石破大臣と折衝をし、一つ大きな壁を作っていただいている状況だと。お願いをして壁を作っていただいていると書いてあるわけです。で、6月30日に石破4条件が閣議決定されたあとの全国獣医師会の会議において、同じく北村委員長が、石破担当大臣と相談した結果、最終的に既存の大学・学部で対応が困難な場合という文言を入れていただきました。つまり、新しい獣医学系・学部の設置はできないことが戦略に書いてあるのである。また、9月10日、昨日、この北村委員長が医師会の会長と共に石破大臣と二時間意見交換をしたけれども、現実的には参入は困難という文言にしておいたからなと。そういう風に石破さんがおっしゃったと。これ、疑惑じゃないですか。疑惑。いや、私は捜査機関じゃありませんから、これについて白黒と言うつもりはありませんが、実際に石破さんは献金をもらっています。事実認定って非常に難しいので、何が正確で何が職務権限かということは非常に難しいですが、ここに書いてあるものを見てね、なぜ、野党が石破さんを追求しないのかさっぱり分からないですね。むしろ、玉木雄一郎さんはこれに乗っかって、さんざん、石破4条件を取り上げて安倍総理の問題を追求したわけですね。これ、グルなんじゃないですか? 石破茂元大臣が自民党の顔をしていますが、野党とグルかもしれません。ね、私はそれぐらいね。だっておかしいじゃないですか。なぜ、なんで立つの? (野次が飛ぶ)いや、なぜ、なぜ皆さんが総理は追求するけど、当時の大臣である石破さんを追求しないのか私は国会議員としてわからないので、ぜひね、これは、これから野党に、私はやりませんが、やっていただくようにお願いをしておきたいと思います。さて、「もり、かけ、スパ」は以上です。いいですね? え、なんかもっとやってほしいですか。(笑い声起こる)

じゃ、やりますよ。それでは次に時間の関係で外交。えっとこの国会で一番大事なのは憲法です。私は憲法審査会の委員として憲法改正に党としても、私も頑張って取り組んできたつもりであります。ちょっと本当に、ちょっと座って頂けませんか。いいですか? え、言っちゃ、いやでも目障りですよね。はい、あの憲法9条。私は憲法9条の、憲法9条に関する様々な議論が今各所で出てきていますから、これを若干の整理をしておきたいと思います。与党1与党2与党3というのはですね、名前を書くとそうじゃないとかって消されてしまうので番号にしてありますが、端的にいいますと石破議員がおしゃっているような、ものを象徴とする代表とする二項削除論が与党1です。青山繁晴参議院議員に代表されるような自衛権明記論が与党2です。それから総理総裁として安倍総裁がおっしゃってきたことが与党3、私はそう思っております。山本さんが雇っている弁護士の方がおしゃっているのが、個別的自衛権というものを憲法に明記しろといっています。これね、まず総理、このね個別的自衛権なんですけど、個別的自衛権と憲法に書くとおそらく平和安全法制は廃止か改正を余儀なくされます。日米同盟に影響はありませんか。(質問終)

 

(質問始)ではもう一つ、外務大臣ね。通告している質問とは別に。可能であれば。難しければ通告していないので。表の石破議員や青山参議院が主張されているような二項削除あるいは自衛権の明記、これらは書きぶりによっては日本国憲法の大原則、3つの柱の一つである平和主義に抵触する可能性があると考えていますがどうでしょうか。(質問終)

 

(質問始)通告しておけばよかったですが、私も忙しいのですみません。通告しているのはこの青いところ、当面の日米同盟のオペレーションに支障をきたすかどうかご答弁いただけますか。(質問終)

 

(質問始)自民党の存立危機自体の概念は政権と外務防衛の、防衛省の皆さまが夜を徹してですね、日本を守るために考えていただいた提案だと思います。経緯も表しています。どちらかと言うと高村副総裁がときおりおっしゃっていた通り、想定できる範囲内で日米同盟が考えうることはだいたいこの法律でカバーできると。こういうところで今日本の安全を守ろうとされていますが、私達はもうすこし当面、具体的な案件としてということであれば、これでいけるんじゃないないかということですが、平和安全法制に関する不安があって、野党の言い方にも問題があるかと思いますが、憲法改正に関する様々な懸念、これが出ているわけですから、今、防衛大臣がさらっと答弁されましたが、自民党の存立危機自体の概念、改めてね。他の野党のように暴れたりしませんから。かつね、これの議論は機微なところが多いと思います。少なくとも共産党がいるところでは議論できるものではないと思います。ぜひね、党対党でしっかりと憲法改正の議論と並行して平和安全法制の概念についても、議論を自公と維新の会でしっかりと議論していく。そして憲法の改正について臨んでいく。総理、一言お願いします。(質問終)

 

教育無償化について

(質問始)いずれにせよ、憲法改正が安倍政権の最重要テーマの一つと承知していますので、我々も我々の立場からしっかりと論戦を臨みながら、国民のためになる論戦を戦わせていく所存であります。えー憲法改正のもう一つのテーマが教育無償化であります。これはどっかで野党の方も出されたかもしれませんが、よくね、維新の会以外の野党の方が無償化の前に全入化だとかね、待機児童の解消もできないで無償かとはなにごとかとおっしゃいますが、私は無償化と並行して全入化というのがあるというのが当然だと思いますよ。だからこそ政府も32万人という数字で、前倒しをしてこういう計画を出されているんだと承知していますから、安倍政権、もともと我々が言い出しっぺですから、当時橋本代表が率いる日本維新の会が教育無償化こそ次代に日本を引き継いでいく最重要なテーマとして提案していたものでありますが。一つ、懸念しているのがですね。無償化の影響。女性の就業率って推計していますが、そもそも無償化の影響っていうのが入っていないんじゃないですか?(質問終)

 

(質問始)今のご答弁は無償化をしても、この32万人は。ちょっともういっかい。国民の皆様にわかっていただく必要があるので、もう一回、繰り返し同じご答弁でいいんですが、一言で言うと、この32万人の推計に無償化の影響はカウントしていない。ただ、大臣がおっしゃっていたのは、そもそも影響が小さいからカウントしていないと、そういうことですか。(質問終)

 

(質問始)今のご答弁でも、カウントしていない、そもそも無償化の議論をする前に作った数字だと。こういうことです。大臣が影響は小さいといいますが、国民はわかりません。だって無償化をするんでしょ? 再度、無償化の影響を加味したものを再度精査していただくことはできませんか。(質問終)

 

(質問始)せっかく大きな仕事をするというときにはね、多少労を惜しまずにやっていただきたいと思いますが。先程、大臣がおっしゃった通りだと思いますよ。自治体が全部実体を分かっているわけです。だから厚労省も関係省庁も自治体に調査をかけているんです。ずっと。ね、だから私たち維新の会は憲法改正に教育無償化を書くべきだと思いますが、国が全てお金も数字も国が弾くというのはそもそも無理があると思っているんです。憲法で地方公共団体に無償化と全入化、全入といっても希望者ですよ。希望者については全入化というのを義務付ければ財源を生み出すために地方公共団体の無駄も色んな改革も進むし、経済の刺激にもなるし、いいことづくめですよ。だから提案した通り、憲法において、法律でもいいですよ。憲法に無償化と書く。そういう当初我々が考えていた通りのことをやっていただければ今みたいに、国はこれぐらいの数字だと推計しているんだと国会でやる必要がなくなります。ぜひ、お願いをしていただきたいと思います。

 

大学改革について

次に大学の改革であります。これは安倍政権がひとづくり改革で無償化の対象大学の要件です。これはびっくりしましたね。大学に線引するんですね。はじめて。この線引に入る大学は無償にする。この線引に入らない大学は無償にしない。無償にならない大学を出ても生徒さんが人生にプラスにならないということですよ。そうでしょう? ね、麻生大臣。だから、早くこういう大学は潰したほうがいいんじゃないですか?だって、ここに書いてあるのはそもそも法令に則ってないとかね、成績を管理していないとかね。内部で、内輪でやっているとかね。実務が分かっていない先生だとかね。そもそもこういう大学が日本にうじゃうじゃあることが問題じゃないですか? なぜ無償化の議論をするまで、こんな大学をほったらかしにしていたんですか? (質問終)

 

(質問始)ま、ここに書いてある基準はそれ以前の問題が多いと思いますので、私はこれを機にね、大学改革、アクセルを踏んで頂ければと思います。

 

地方議員年金について

それでは最後になるかもしれませんが、議員年金ですね。あの、今日、希望の党の玉木雄一郎議員が国民年金についていいました。でも、希望の党は地方議員年金、賛成なの? (近くにいた)青柳さん。あ、希望じゃないの。(笑い起こる)。よくわかんないんですよ。みんなわかんないですよね。ちょっと名札をつけてもらったらいいんじゃないですか。名札じゃない透明の札をね。あのー議員年金は、僕らの。あの、ごめんごめん。失礼。あ、あいつ関係ないか。僕に怒ってるんじゃないのか。あのね、地方議員年金について、我々がいかがなものかと言っているのは、国民年金、さきほど総理もおっしゃった、国民年金で老後全部、生活安心してできるわけでもないと。いうような、もともと国民年金が出てきた出自、経緯がありますから。そうは中々言えないわけですけど、たくさんの国民の皆さまが国民年金、少額の年金でどうしようということで、悩んでらっしゃる。そんな中で議員だけが先にやるのはいかがなものかというのが我々の最大のポイントなんです。だから大阪維新の会茨城市議団ってね、これ、私の地元の市会議員の皆さんです、名前も書いていますが、彼らが提出者となって、彼彼女らですね。同士の仲間ですね。年金制度だけを先行させることは、議員だけを特別扱いをする議員特権と言われても仕方がない。むしろ、選挙制度とか色んなことを検討したほうが良いよと。そういうものを可決しています。総務省にも届いていると思います。で、これはすごく大事なことで、例え郡部の村とか議員の成り手がいないところ、よくふるさと納税ってあるじゃないですか。ふるさと納税じゃなくてね、ふるさと議員って作ったらいいと思うんですよ。あのね、松井代表がよく提案しているのが要は、村の議会は例えば週末議会にして、あるいは夜間議会にして、働いている人、あるいは都会に出ている人でもふるさとの行政を全うにしたいと思っている人でも、今は居住要件があるからできないですよね。市長さんにはないけど議員さんにはある。そんな制度改革をしようねということが可決されていますが。こんなことが可決されているのは私の地元の茨城市会だけであります。全国に1000も地方議会が厚生年金加入に賛成という意見を出しています。全国で1700の団体がありますが、そのうちの1000以上の地方議員の方がつくってくれと言っているんですね。これ、地方議員の方がなんで地方年金を作ってくれと言っているかわかりますか。給料に換算すると毎月10万円アップのお金が入ってくるんですよ。よくみんな議員報酬と言っていますが、この厚生年金に加入すると地方議員の給料は市によっては10万円アップします。それぐらいの税金が市税、府税、国税から政治家に回るというのが、この地方議員年金の復活なんです。それは先憂後楽を掲げる日本維新の会としては認められないということで、府議団が厚生年金加入に断固反対する、という意見書案を出しましたが、自民党に反対をされて、大阪の自民党ですよ。反対をされて実現しませんでした。代わりに成立したのがその下ですよ。ちょっと総理もぜひ見てください。総理これ。特権的な地方議員制度については反対する。中身見てください。かつての議員年金。かつての議員年金の復活については反対する。でも、かつての議員年金なんて今議論されていますか? されていません。今されているのは、厚生年金加入なんです。大阪の自民党って。いるかな? 大阪の自民党っていうのはこういうことをやるんです。わかりますか。意味のない。で、我々維新の会はこれに反対をしました。当たり前ですよ。こんなお為ごかしの共産党もびっくりの、この有権者騙しの、有権者騙しのこういう意見書を提出して、なんか公明党さんも賛成したらしいですけど、見識を疑いますが、これをね、彼らの言っていることは恐ろしいですよ。これに反対した維新の会を取り上げて、僕たちは反対しているのに大阪維新の会はその反対意見書に反対しているんだと言って、大阪府民に維新が悪いといってプロパガンダでやっているんですよ。ひどい政治集団ですよ。私はね、大阪の自民党というのはやっていることは共産党以下、だってこれ見てくださいよ。これ。これおかしいでしょう。でね、総理こういう意見書を出しているのは、全国ひろしといえども、大阪府議会の自民党だけ。ね、これなんか質問していたかな。総務大臣、ちょっとご感想を。(質問終)

 

(質問始)もう時間ですので、総理官房長官にですね。また、大阪自民党、ご指導頂くとして質問を終わります。ありがとうございました。

 

委員長:終わりに当たりまして、委員長として言います。自由闊達に意見を言うことは結構でありますが、他党を中傷しかねない発言については十分注意していただきたいと思います。

 

足立議員 はい。注意しますが事実ですので。

(野次飛ぶ)

これで散開。

 

野党が不適切な発言として懲罰動議提出の検討に入った

以上の発言を受けて野党は懲罰動議提出の検討に入った。民進党の平野博文国対委員長は「反論する機会のない人に一方的な不規則発言をした」と話している。維新の会は6日に足立議員を当面の間、国会質問に立たせないことを決定した。

問題となったのは、①昨年11月に同じ趣旨で石破氏と辻元氏を批判しそれに対して謝罪したにも関わらず、今回また「辻元さんが関係している」、「グルかもしれない」と批判したこと。②その場におらず反論の機会のない人に対して批判をしたこと。③共産党以下などと関係のない党を中傷したこととみられる。これに対して「議会の品格に関わる」あるいは「度を越している」などと反発され懲罰動議の検討に入ったわけだ。

地方議員の厚生年金加入問題に関しては鋭い指摘をしていただけに惜しい気がする。もっといえば本当に不規則発言だったのかということもよくよく考えなければならない。関係のない党への中傷などは反発の声が挙がって然りといったところだが、だからといって国会から締め出そうとまでするのは、果たして正しかったのだろうか。いずれにせよ、通常の政党や議員批判と何がどう違ったのか、よくよく考えてみたい。

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