治験って楽だし高収入って聞くよね
お金がない。お金がないとアルバイトでもしなければ、となる。が、学生ならまだしも立派なおっさんになってから飲食店やカラオケ屋など、いわゆる一般的なアルバイトをするのが気が引ける。
そうなると単発の短期バイトということになるが、派遣アルバイトは往々にして人間扱いされなくて豆腐メンタルの私はすぐに逃げ出したくなってくる。
そんな働かなくてはいけないのに、グズグズいって中々働けない私は、寝ているだけで高収入と評判の治験を受けることにした。が、結果から言ってしまえば、受けることなく終わっている。その経緯を紹介したい。
まずは登録
とりあえず、「治験」と検索して1ページ目の会社3社に登録してみた。メールでバンバンこの治験はどうですかメールがくる。そのおかげで、一つのGメールアカウントは治験メールで埋め尽くされてしまった。これから登録する方は、それ専用にGメールアカウントを取得しても良いかもしれない。それほど、毎日お誘いのメールが来て煩わしい。
面倒ポイント① 予定を空けなければならない
治験を受けるには事前検診というものを受けなければならない。しかし、その受ける条件として、治験の日程に必ず参加できるものというものがある。
そんなの当然じゃんと思うかもしれないが、この治験日程が複数設けられていることがあるのだ。例えば、こんな感じ。
治験日程① 9月1日~9月6日
治験日程② 9月8日~9月13日
治験日程③ 9月20日~9月25日
など。治験日程が3パータンあったとしても、実際に自分が受けるのはそのうちの1パターンだけ。しかも、その日程は病院側が決めることが少なくなく、どの日程にも参加出来る人だけが事前検診に参加してくれというのだ。
だから、事前検診を申し込んでしまえば、その合否判定がでるまで、かなりのスケジュールを押さえられてしまうことになる。例えば、事前検診が8月25日で結果が出るのが8月29日だったとしたら、その29日まで、3パターンの日程を空けておかなければならないのだ。
これがかなり面倒ポイントの第一である。
面倒ポイント② 事前検診不合格or補欠の場合
事前検診は大抵は数時間かけて行うもので、協力費ということで3000円ほど貰えることもある。1日がかりや泊まり込みのものはそれに応じて、1万円、2万円と協力費が貰える。
検査は特筆することはないようなものばかり。検尿、採血、身長体重、心電図などの検査をやった。
で、これに合格すると晴れて治験を受けられるというものだが、不合格、あるいは補欠(自宅待機)という場合がある。
不合格については、その名の通り治験を受けられない。このケースも多分に想定できるだろう。その場合、空けていたスケジュールは空け損、突然すっからかんのスケジュールになってしまう。
補欠あるいは、自宅待機になる場合もある。実際、私はこれになった。その場合、治験が行われる初日に自宅待機をしなければならないというのである。ドタキャンした穴を埋める要員である。しかも、その自宅待機分のお金は支払われるのかと聞いたところ、支払われないという。つまり、ドタキャンがなければ、ただの待ちぼうけ。私のような人間に生きる意味はそんなにないかもしれないが、これは少し意味がなさすぎて涙が出てくる。おっさんになってまでよくわからない理由で涙したくないので、これは断れるのか聞いてみた。断れるようだった。だから若干心苦しかったが断ってしまった。
まとめ
私は事前検診やら不合格、あるいは自宅待機というシステムが煩わしくて治験を受けずに終わってしまった。ほとんどは私のめんどくさがりが原因である。ただ、以外に面倒だよ~というのをお伝えしたかった。またいつか困窮したら治験という選択肢も出てくるかもしれない。その治験体験談でも書きたい。
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