楽なバイトなんてない。多くのアルバイトを経験して思ったこと

仕事

これまでたくさんのバイトをしてきた。高校一年生で初めてやったのがオーソドックスに新聞配達。それから焼肉屋、チェーンの牛丼屋、イベント会場の設営、治験、新築戸建モデルルームの看板持ち、事務所移転作業、水商売の客引き・キャッチ、金融商品の営業、寿司屋の配達などなど。自分でもなんでこんなやったんだってぐらいやったと思う。

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楽なバイトなんてない

いや世の中は広いから少しはあるのかもしれないけどね。少なくとも私の経験上、「身体も心もめっちゃ楽でウハウハ!ウヒヒ!」みたいなアルバイトはなかった。楽なバイトでググると「コンビニバイト」「ピッキング作業」「ネカフェのバイト」「カラオケのバイト」といったのが出てくるが、まったく楽なバイトには思えない。実際にカラオケのバイトはやったことがあって、確かに作業自体は楽だけど酔っ払った客が絡んでくるわトイレ掃除が大変だわで割と大変だった。

なぜ楽なバイトがないのか?

なんだか禅問答みたいになりそうだが、これは自分自身の問題のように思う。私は基本的にはメンタル鬼弱中年だ。ちょっとのことですぐにめげてしまう。大の男なのにだ。ただ、世の中にはタフガイばかりではないだろう。
それに中年フリーターともなると、社会的な評価が低い分、「いや、大丈夫だ俺は」などと自尊心を自分で保つ必要があり、それが返って無駄なプライドとなり、逆にメンタルが傷つきやすくなる。それに、そんな持たなくて良いプライドが無駄な軋轢を生んだり、人間関係がギクシャクする原因になってしまう。そういう人、職場にもいるでしょう? あれは必死に自分も守っているわけですな。
こうしたこじらせてしまった中年の立場で言うと、「楽なバイトなんてないよ~」的な結論になってしまうのだ。精神的な部分で。中年でアルバイトという持たなくても良いかもしれない引け目を持っているから。
高校生や大学生の時にやったアルバイトは、割と楽しいものがあった。それは職場に気の合う若い人がいたからだ。この「バイト先でキャッキャする」というのは、主に若い学生間で生じるものだろう。中年にはとんと縁がない。
上に書いた通り、治験にも参加したことがある。こんなの寝てるだけやんけ、と思うかもしれないが、繰り返しになるがメンタルが極端に弱いと、「こんなおじさんが治験に来ているなんて医者の方はどんな目で私を見ているのだろう」「周りの若い人は……」などと思わなくてもいいことを考えてしまう。そして、自尊心を保とうとあれやこれや考えて精神的に疲れてしまう。なんちゅう弱い生き物や。
と、まぁこんな感じなので、一見楽そうに見えるアルバイトでも主に精神的な面で楽でもないという話なのだが、これで終わりにしてはなんとも救いがない。というわけで、こんなメンタルの私でも少しは居心地が良いかなと思った職場とその特徴を書こうと思う。みなさんの職場探しに少しでもお役立ていただきたい。

これまで体験したアルバイトの感想

まずは、今までしてきたアルバイトの一言感想を書いていく。

焼肉屋 学生の頃にやったが、めちゃくちゃ嫌だった。アルバイトに行くのが憂鬱でしかなかった。理由は店長が怖かったから。しかし、辞めると言い出せずにずるずると2年ほどやった。

チェーンの牛丼屋 これも嫌だった。副店長が怖かった。1年で辞めた。

水商売の客引き すげー楽しかった。周りの人と気があったし、ゆるい職場だったから。(これがポイント)

モデルルームの看板持ち&イベント会場の設営 どちらもいわゆる日雇い派遣のアルバイト。特にイベント会場の設営は、社員や職人の方に「おい!早くあれもってこい!」「あんた何やってんの!」みたいに人間扱いされない。普通につらい。ソッコーで辞めた。

ホテル清掃のアルバイト わりと楽しかった。周りは年上ばかり。いい職場だった。

寿司屋の配達 これも割と良い職場だったが、一人とてつもなく自己中な人間がいた。

と、まぁこんな感じです。で、何が言いたいかというと、メンタル弱い私からすると、「楽なバイト」イコール「嫌なやつがいない」職場ということになる。正直、業務内容なんてなんだっていい。とにかく、嫌なやつがいなければそれでいいのだ。退職の理由の多くは人間関係という。まさにそのとおりと思う。人間関係さえ良ければ、アルバイトなんてよっぽどのことがない限り続けられるものだ(こんだけバイトを転々としてきた私が言うのもあれだが)。
しかし、アルバイトに職場体験などない。当たるも八卦当たらぬも八卦で、飛び込むしかない。しかし、ちょっとした攻略法もある。最後に、精神的に楽なバイトを見つける少しのコツとちょっとしたメンタル面での攻略法もお伝えしたい。

バイト先を探すときのコツ

飲食店であれば、実際に入ってみる 
これは実践していた。なんとなくここなら良さそうだなと思ったところに行ってみるのだ。私のように金欠の人にとっては痛い出費になるだろうが、そこは良い職場を見つけるため、損して得取れの精神で一度行ってみよう。人間、顔を見てみれば、「あ、この人とは働いていけそうだな」などと直感するものだ。

外国人の多い職場を探す
これも割とおすすめ。ちなみにホテルの清掃のバイトは外国人が多かった。争いは同じ土俵のもの同士で起こるという。外国人の方が土俵の外とも思わないが、文化も考え方も違うので、摩擦が起こらず、なんだかうまく付き合っていけるのだ。

中高年が多そうなバイトを探す
マンション管理、マンション清掃、ビル清掃、駐車場の警備員など。若い人のキラキラから逃げよう。

こいつと働くのもう嫌だ……となったらすぐ辞める
そんなの辛抱が足りない!とか責任感がない!などと言われてしまいそうだが、責任感が人一倍強いとなかなか辞められず疲弊してしまうこともある。そこは、たかがアルバイト、100種類ぐらい経験したほうが良いぐらいの気持ちでさっと辞めてしまおう。別に誰が見ているわけでもなし。わざわざ嫌なやつがいる職場で気を使いながら働く必要はまったくない。

割り切る
割り切るという方法もある。生活のためと割り切って、たとえ嫌な人がいても、関わらないようにして一定の距離を取る。「こいつには構ってらんねぇぜ」ぐらいの心の持ちようで良いだろう。もちろん、きっぱり辞めても良い。
そして、この「割り切る」というやり方には、目標や夢があると尚いいと思う。何でもいいが、「私は○○のために、今日はここで8000円を稼ぐんだ」みたいなモチベーションで行くと、嫌なやつとの一線を引きやすくなる。何度も言うが、もちろん辞めても良い。バイトなんていくらでもある。

さいごは、アルバイト先なんかで悩むより早く辞めて次に行こうみたいな話になってしまったが、まぁそれも一つの事実だろう。ただ、夢や目標は持っておいたほうがアルバイトでやきもきすることも少なくなると思う。バイト先の人間関係なんてどうでも良くなるからだ。
どうでもいい話が多かったかもしれないが、少しでもアルバイトライフのお役に立てれば嬉しい。

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