ちょっとした記憶テクニック 記憶の宮殿について

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記憶の宮殿って何?

とてつもなく記憶力の良い人間が出てくるドラマや映画などを見ると、その人間にすぐに憧れてしまう。私もそんな飛び抜けた能力がほしいと思ってしまう。

 

しかし、そんなギフテッドを持った人間なんて先天的なものが多いと聞くし、今から努力しても身につきそうもない。

 

もちろん、飛び抜けた記憶力なんて一朝一夕にはつきっこないだろうが、簡易的に物事を覚えるテクニックというものがある。これはいわゆる長期的なスパンのもの、例えば受験勉強や資格取得のために役立つものではないが、友達に披露すると少しは尊敬されるテクニックといえる。

 

それは記憶の宮殿というものだ。私は記憶力に関してはまったく自信がない。勉強をしていた学生の頃ならまだしも、社会人になってあまり脳を動かさなくなってからはさらに記憶力の弱さは加速した。夕方頃にさっき食べた昼飯が思い出せないほどである。

 

そんな私でもなぜか物事を覚えられる方法が記憶の宮殿だ。簡単に説明したいと思う。

 

記憶の宮殿の作り方

まずは記憶すべき物事を決めよう。テーブルの上にあるものなどの身の回りにあるものは、記憶というより、そういえばこんなものがあったかなと想像ができてしまうので、純粋に記憶力だけを試せるもの。何の関連性もない言葉の羅列が好ましい。例えば以下のような言葉で試してほしい。

ボールペン、天狗のお面、キリン、トーテムポール、カブトムシ

 

そうしたら次に自分の実家か今住んでいる部屋など、いずれにせよ馴染みのある場所をイメージする。

 

その家に玄関から入って、ボールペンから順に玄関横の下駄箱、天狗のお面は家に上がって左手にあるトイレに掛けておくといった具合に、ボールペン、天狗のお面、キリン……を家の中に順番に配置していくのだ。

 

玄関横の下駄箱や左手にあるトイレは、単なる例示なので、自分の部屋の間取りでやってほしい。とにかく、玄関からはいって、全てのものを置いていく。

すると、ボールペン、天狗のお面などという意味のない言葉の羅列を視覚的に覚えられるようになるのだ。

 

思い出す時は、玄関を入ったら右を向いて、「あ、ここにボールペンが刺さっているな」、「入ったら左手のトイレを見ると、お天狗のお面がある」といった具合に思い出していく。

 

これが記憶の宮殿という記憶方法だ。この方法はあるいは向き不向きがあるかもしれない。記憶するときに文字で記憶するのが得意な人やイメージで記憶する人、あるいは数字で記憶するのが得意な人など色々とあるからだ。視覚的に物事を捉えやすい人にはフィットする記憶術ではないだろうか。

 

とはいえ、先述したとおり、これで受験勉強に合格できるというものでもないだろう。視覚的に覚えるといっても、限界がある。だから、「意味のない単語を10個言ってみて! 俺は覚えられるよ!」などと言って披露するぐらいだと思う。

 

とはいえ、これをスピーチに活用している人もいるという。

 

スピーチでカンニングペーパーを使いたくないときに、話したい事柄を想起させるような物を話す順番で家に置いておくのだ。

 

例えば、まずは世界情勢について話すとしたら、玄関入ってすぐのところに地球儀を置いておく。次に最近あった地下鉄での出来事を話したいのなら、家をちょっと進んだところに電車の模型を置いておくといった具合だ。

 

まとめ

実用性はあまりないかもしれないが、ちょっとした脳の活用法として覚えておいてほしい。ちなみに私はこれを数年前に試したことがある。たまたま見ていた海外のサッカー中継で、解説に名前を呼ばれた順番で選手の名前を覚えていった。一番最初に覚えた選手だけまだその名前を覚えている。ボアテングという選手だ。玄関には天狗のお面がかけられている。しかし、この記憶が役に立ったことはまだない。

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