正確にいえば、4年と半年ほど過ぎている。画像にあるように賞味期限は2014年の1月22日である。ソチオリンピック開催、あるいは、STAP細胞がまだ世紀の発見ともてはやされていた頃といえば良いだろうか。
記事を書いている現在、2018年の7月13日である。ソチオリンピックの次の冬季五輪、平昌オリンピックは閉会しているし、小保方晴子氏の騒動はとっくに収束し、婦人公論で2017年から1年以上連載していた小保方晴子日記はまとめられて、一冊の本にまでなった。
4年とはそれぐらい色々なものが移り変わる月日というわけだが、私が4年前に購入せしめた麦茶は、果たしてどんな変貌を遂げているのだろうか。検証してみたい。
4年前に賞味期限が切れた麦茶果たして飲めるのか。飲んだ。大丈夫だった。
外観
結論をなぜか書いてしまったが、結果から言えば大丈夫だった。何の問題もない。ちなみにパックはこんな感じ。
外観②
いくぶんか、尋常よりもしおれているようにも見えるが、いかんせん、通常の状態は4年前にしか見ていないので定かではない。ちなみに、この麦茶パックは煮出しても作れるし水出しでも作れるようだ。
インターネットで調べて見ると「賞味期限の切れた麦茶は念の為煮出したほうが良いのでは?」という意見もあったが、それでは何となく正確な検証ができない気がするので、今回は水出しの方法を採用することにした。
水出しは、冷水筒に水1リットルとパック1袋を入れて2時間冷蔵すると美味しく出来上がると袋の裏面に書いてある。ちなみに、その横には「賞味期限は表示されている保存方法で未開封の状態で保存した際に品質が保たれる期間です」とある。「表示されている保存方法」とは「直射日光を避けて、常温で保存」とある。
4年前に「なんか麦茶飲みたいなぁ」と思って開封しているため、残念ながら未開封ではない。そして、あらゆる食物は冷蔵庫に入れておけば良いと思っているので、冷蔵庫に保存していた。つまり、検証条件としては「賞味期限が4年半過ぎているパックタイプの麦茶(開封済み・冷蔵保存)を水出しで飲む」となるわけだ。では作ってみよう。作った。飲んでみた。
外観③
見た目は何の問題もない。香りもほのかに麦茶の良い香りがして、こちらもクリア。肝心の味はというと、何の変哲もない麦茶の味であった。私が頑是ない時分であったらゴクゴクと一気に飲み干していただろう。
調べてみると、お茶は湿気のないところに保存しておくと腐りにくいが、酸化しやすいとあった。酸化すると風味や味に悪影響を与えるという。まぁ多少は味や香りが落ちているのやもしれないが、正直、その辺はあまり感じられなかった。
結論はすでに書いてしまったので、ここらへんでトメとしたい。今回は問題なかったが、保存方法によってカビが生えたり腐食したりすることもあるようなので、あまりおすすめはできない。「へぇ~案外、大丈夫なのね~」ぐらいの感想を持っていただけると幸いだ。
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